〔011〕八甲田山 (1,585m)
2013年08月12日(当時64歳)

青森県十和田市


標高差:660m
日本百名山』 登頂3回目であるがクリヤーな山頂に立つことが出来なかった。今回もリベンジ失敗となる。
Road Map :酸ヶ湯温泉を目指して走ると酸ヶ湯温泉の両側に登山口がある。 大きな駐車場有り。
Route Map:今回は周回せずに仙人岱側のコースを往復する。
登り:1時間58分
下り:2時間00分
コースタイム:4時間19分
3回目のリベンジが失敗
  大岳の山頂でガスで覆われたのは今回で3回目、しかも、今日のガスは一番濃くて更に
何も見えなかった。 これで終われないのは当然であり、この後、R・Wで再登頂しようか
と思ったが、山頂のガスは依然居座っており、今日、R・Wで登っても4回目のリベンジの失敗になりそうなので、日を改めることにする。
今日の温泉
  昨日、入浴して\200の安さに魅了された ”長寿温泉”に入浴する。
白神岳に移動
  岩木山もガスだろうから見送って、白神岳の登山口に移動する。手前にある世界遺産の
一郭である ”十二湖”を軽く散策する。 目的は神秘的と言われている ”青池”の見物。
ウィキぺディアより
  大岳のほかに、田茂萢岳(たもやちだけ)、赤倉岳、小岳、高田大岳などの山々がほとんど同じ高さで並んでいる。 ロープウェイは田茂萢岳に設置されており、冬はスキー、積雪期以外ならハイキング
気分で山歩きが楽しめる。
  秋には全山紅葉し見事な錦秋模様となる上、登山道沿いにはコケモモやガンコウランがたくさん実をつけており、目と舌の両方を楽しませてくれる。 また、冬季には東北地方でも有数の豪雪と強い季節風によりアオモリトドマツに見事な樹氷を楽しむことができる。 加えて、山麓に散在する温泉群は、多様の泉質で味わい深い。
  北八甲田山系は比較的登山道が整備されている山が多いものの、南八甲田山系の登山道は意図的にぎりぎり人が利用できる程度の整備しか行われていない。 そのため、南八甲田山系の山に無雪期に登るためには長時間の藪こぎや荒れた登山道の移動を強いられる。 南八甲田山系の登山は夏期の登山よりも、山スキーを利用した積雪期の登山を行う人の方が多い。
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前日の移動
  五葉山に登頂後は早池峰山リベンジを予定していたが、どうも山頂付近にガスが乗っている様なのでリベンジにならない可能性が高く、高速道路半額の土曜日の内に八甲田山に移動することにした。
途中、\200の長寿温泉で汗を流し、酸ヶ湯温泉の駐車場に入り車中泊とする。 夜中に空を見ると満天の星空であり八甲田山3回目でリベンジ達成の見通しであったが・・・
当日の朝
  駐車場から山頂は見えないが、山側を見るとガスガスである。リベンジなのにどうしようか。 車中泊のハイカーは皆、空を見上げて出発を躊躇している。 このまま八甲田山を止めると移動だけで一日パーになってしまう。 標高を稼げばガスを抜けてくれるかも知れない、風でガスが切れてくれるかも知れない。 と可能性のほぼないことに期待を込めて登ってしまうことにした。
毎度、お馴染みの酸ヶ湯温泉の広い駐車場。夜中にトイレに行った時には満天の星空であり、
リベンジ達成の期待を持てたが、早朝、目覚めると山頂方向は一面のガスだった。
愛媛からのハイカーと談笑しながらガス切れ待ちをするが、
ガスは切れそうになく、リベンジは諦めた形で5時17分に出発する。
笹原の中を穏やかに登る登山道。 過去2回、ここを歩いているのに
記憶からまったく消えており、初めて歩く感じが抜き切れない。
日本一贅沢(?)なフェルトの登山道。
歩くとフワフワと気持ちが良かった。
根っ子の階段道も一部にあったのみ。
全体的には、こんな石がゴロゴロしている道は殆んど無かった。
1時間でササの薮道から開放される。
緩やかに登って行くにつれ、笹が濃くなっていき、朝露で笹が濡れ
ているので、衣服はビチャビチャになってしまう。 耐え難い程の
嫌な道であるが、過去2回ここを通った記憶が戻って来ない。
記憶が残っている木製1本橋を渡る。
ガスが濃くなって来た中 ”地獄湯の沢”に入って行く。
本来なら殺伐とした景観が得られる所だが、
今日はガスが掛かり残念ながら周辺が見えなかった。
”湯の沢”を見ると、確かに植物は何も育っていなかった。
”地獄湯の沢”の周辺は硫気ガスの噴出により植物が
育たないとの説明であるが、後には笹が青々と茂っていた。
右に伸びている道は ”仙人岱ヒュッテ”への道。
今回も寄ってみる予定はまったく無し。
1時間30分にて ”仙人岱”の湿原に入る。
今回もガスに覆われた  ”鏡沼”の横を抜ける。
続いて ”小岳”への分岐に着く。
”小岳”にも行く予定は無し。
晴れていれば山頂が見えている地点かも知れない。
”鏡沼”を抜けると ”大岳”への急登が始まる。
気温が低くて風が強いので寒くなってきたので、W・Bを着る。
1時間58分にて ”大岳”(1,584m)に着くが、リベンジどころか、過去一番、ガスが濃い。
俺より随分後で出発したはずの、愛媛のおっさんが追い付いて来た。
この時、彼の足が早いと思ったが、過去記録を見ると今日の俺の足が遅かっただけだった。
下山は ”毛無岱”に廻らず、登って来た ”仙人岱”の道を引き返す。
登り時より随分とガスが切れて来た。
鏡沼”は山頂から直ぐの所にあるのに気付く。
ファミリーハイカーが続々と登って来る。
誰でも簡単に登れる山なんだ。
ペットボトルの飲料水を飲みながら ”八甲田清水”を覗き込むジジー。
飲んでみたが、あまり冷たくなく、美味しい清水とは思えなかった。
ガスが切れてきた ”地獄湯の沢”の入口、こんな殺伐とした風景が好きだ。
標柱、説明板のある ”地獄湯の谷”の核心部。
ガスは殆んど無くなって来たが、山頂部はまだガスガスに見えた。
この後、気が重いササ原の道に入って行く。
やはり、景観を得られないと山歩きの意味がない。
山頂でこれ位の展望が得られていれば ”八甲田山”は終了して
いたのに ”更に続く!”になってしまった。
下山2時間丁度で ”酸ヶ湯”の駐車場に戻る。
車は随分増えていたが、平日なので、まだ少ない方なのだろう。
下りのササ原道はすっかり朝露が乾燥しており、登り時の朝露で
ビチャチャになることがなく、普通の登山道に戻っていた。
しかし、過去2回、ここを通っているのに記憶がまったく戻ってこない。
印象の無い所は記憶に残らないのだろう。
'13年度の東北の山遠征
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はっこうださん
岩を積み上げた土手?は落石防止なのだろうか?
大きな岩がゴロゴロして歩き難いが長くは続いていなかった。
下山時にガスが薄くなって来て、
登山道の周辺が少し見える様になって来た。
2023年10月2日改定